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ゲーミングキーボードとは?

what is a gaming keybord

PCでゲームを始めようと思ったとき、多くの人が真っ先にこだわるのはパソコンのスペックであり、次にモニター、そしてマウスです。では、キーボードはどうでしょうか。文字が打てれば何でもいい、パソコンに付属していたもので十分と、後回しにされがちな悲しい存在でもあります。

しかし、断言させてください。もしあなたがFPSやMMORPGなどのPCゲームを本気で楽しみたいのであれば、キーボードへの投資はマウスと同じくらい、あるいはそれ以上に重要です。なぜなら、キーボードは単なる文字入力装置ではなく、キャラクターの足となり、スキルを放つ手となり、あなたの思考をゲーム内に伝えるための操縦桿そのものだからです。

gaming keybord
引用:https://gaming.logicool.co.jp/
目次

押し心地には理由がある:メンブレンとメカニカルの違い

gaming keybord Membrane and Mechanical
引用:https://andanten.com/

ゲーミングキーボードが特別である最大の理由は、キーの下に隠された構造にあります。これを理解するためには、まず私たちが普段オフィスや学校で使っている一般的なキーボードの仕組みを知る必要があります。

一般的なメンブレン方式の限界

多くの安価なキーボードはメンブレン方式という構造を採用しています。これは、一枚の大きな回路シートの上にゴム製のドーム(カップ)が並んでいて、キーを押すとそのゴムが潰れて接点が触れ、信号が送られるという仕組みです。 この方式は安く作れる上に水濡れにも強いというメリットがありますが、ゲームには致命的な弱点があります。それはゴムのブニブニした感触と底まで押し込まないと反応しないという点です。

ゴムの反発力は曖昧で、連打をしようとしてもゴムが戻ってくるのを待たなければならず、素早い操作にはついてきません。また、キーを一番下まで押し込まないと入力が認識されないため、指への負担も大きく、コンマ数秒の反応遅延が生じてしまいます。

ゲーミングの主流メカニカル方式

多くのゲーミングキーボードが採用しているのがメカニカル方式です。これは、すべてのキーの一つひとつに、独立したスイッチと金属のバネが内蔵されている構造です。 キーを押すと、バネが滑らかに沈み込み、設定された深さまで達した瞬間にカチッあるいはスコッとスイッチが作動して信号が送られます。

底まで押し込む必要がないため、撫でるような軽いタッチでも入力が可能になります。また、バネの力でキーが瞬時に元の位置に戻ってくるため、目にも留まらぬ速さの連打が可能になります。 一つひとつのキーが独立した機械部品であるため、コストは高くなりますが、その精確さと爽快な押し心地は、一度味わうと病みつきになります。

軸という選択肢

gaming keybord shaft
引用:https://game.massustyle.com/

メカニカルキーボードの面白いところは、内蔵されているスイッチ(軸)の種類を変えることで、押し心地や音を自分好みにカスタマイズできる点です。これらの軸は色で区別されることが多く、代表的なものを知っておくだけでも選びやすさが格段に上がります。

王道の赤軸(リニア)

gaming keybord red shaft
引用:https://gaming.logicool.co.jp/

最も多くのゲーマーに愛されているのが赤軸です。キーを押し込むときに引っかかりがなく、スッと素直に沈み込んでいく滑らかな感触が特徴です。打鍵音もスコスコと比較的静かで、マイクにノイズが入りにくいのも嬉しいポイント。軽い力で押せるため、長時間プレイしても指が疲れにくく、FPSからRPGまであらゆるジャンルに対応できる優等生です。

快感の青軸(クリッキー)

gaming keybord blue shaft
引用:https://gaming.logicool.co.jp/

カチッカチッという、高めのクリック音が特徴的なのが青軸です。キーを押したときにしっかりとしたクリック感(タクタイル感)があり、キーを押したという感触が指に強く伝わります。その爽快な音と感触は、タイピングをしていて非常に気持ちが良いものですが、ボイスチャットには音が入りやすく、静かな夜中には家族に怒られてしまうかもしれないほどの音量があります。一人で没入してプレイしたい方におすすめです。

バランスの茶軸(タクタイル)

gaming keybord brown shaft
引用:https://www.pasoul.jp/

赤軸の静かさと、青軸のクリック感の良いとこ取りをしたのが茶軸です。音は控えめですが、指にはコクッという確かな感触が伝わります。赤軸だと軽すぎて押した感覚が分かりにくい、でも青軸はうるさすぎる、という方のための絶妙なバランス調整がされています。初めてのメカニカルキーボードとして選ばれることも多い軸です。

最速の銀軸(スピード軸)

gaming keybord silver shaft
引用:https://item.rakuten.co.jp/

赤軸をベースにしつつ、キーが反応するまでの距離(アクチュエーションポイント)を極限まで短くしたのが銀軸です。少し触れただけで入力されるため、反応速度は最速クラス。一瞬の判断が生死を分けるFPSゲーマーに特に人気がありますが、あまりに敏感すぎて、指を置いているだけで誤入力してしまうこともあるという、じゃじゃ馬な一面も持っています。

最新技術ラピッドトリガーが変えた常識

gaming keybord rapid trigger
引用:https://www.sofmap.com/

ここ数年で、キーボードの常識を覆す技術が登場しました。それが磁気スイッチ(ホールエフェクトスイッチ)と、それを利用したラピッドトリガー機能です。

これまでのメカニカルスイッチは、ある一定の深さまで押すとON、戻すとOFFという固定されたポイントで動作していました。しかし、磁気スイッチは磁石の力を利用して、キーが今、何ミリ沈んでいるかを0.1ミリ単位で常に計測しています。 これにより実現したラピッドトリガー機能は、キーを離し始めた瞬間にOFF、再び押し込んだ瞬間にONという、人間の指の動きに完全追従する動作を可能にしました。

これがFPS、VALORANT、CS2のような止まって撃つ動作が重要なゲームで圧倒的な有利性を生み出しました。キーを離した瞬間にキャラクターがピタリと止まる。この人間離れしたストッピング性能を手に入れるために、多くのプレイヤーが磁気スイッチ搭載キーボードへと移行しています。

Nキーロールオーバーとアンチゴースト

gaming keybord anti ghost,n key roll over
引用:https://mtiil.fridaytry.shop/

激しいゲームプレイ中には、斜め前に走りながら、ジャンプして、武器を切り替えるといった具合に、同時にいくつものキーを押す場面が頻繁にあります。 一般的なキーボードは、同時に押せるキーの数に制限があり(例えば3つまでなど)、それ以上押しても反応しなかったり、押していないキーが反応してしまうゴーストという現象が起きたりします。大事な場面でスキルが出ずに負けてしまうなんて、悔やんでも悔やみきれません。

ゲーミングキーボードは、Nキーロールオーバーという機能に対応しています。これは、10個でも20個でも、全てのキーを同時に押しても、その全てを正確に認識してくれる機能です。どんなに複雑な操作を入力しても、キーボード側がそれを取りこぼすことは決してありません。この絶対的な信頼感こそが、ゲーミングデバイスの証です。

光るだけじゃない?

gaming keybord rgb
引用:https://www.amazon.co.jp/

ゲーミングキーボード=七色に光るというイメージをお持ちの方も多いでしょう。確かに、部屋を暗くしてRGBライティングを眺めるのは、ゲーマーにとって至福の時間です。しかし、あの光には実用的な意味もあります。 専用のソフトウェアを使うことで、例えば、移動に使うWASDキーだけを赤く光らせる、スキルが使えるようになったら点滅させるといった視覚的な情報を設定することができます。

また、ソフトウェアの力は光だけにとどまりません。特定のキー入力をワンボタンで実行できるマクロ機能や、キーの配置を自由に入れ替えるキーマップ変更、さらには先ほど紹介したラピッドトリガーの感度調整まで、自分だけの最強のコントローラーを作り上げることができるのです。

まとめ

ゲーミングキーボードとは、単に入力速度が速いだけの板ではありません。それは、あなたの指先から発せられる意思を、一切のノイズなく、遅延なく、そして心地よくデジタル世界へと伝えるための楽器のような存在です。

メンブレンのブニブニした感触でプレイすることは、砂浜の上を走るようなもの。対して、自分に合った軸のメカニカルキーボードでプレイすることは、整備されたトラックを専用のスパイクで走るようなものです。同じ実力を持っていても、そのパフォーマンスには天と地ほどの差が生まれます。

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